『モンスターズ/地球外生命体』(モンスターズちきゅうがいせいめいたい、Monsters)は、2010年のイギリスのSF映画。監督、撮影、脚本はギャレス・エドワーズ、主演はスクート・マクネイリーとホイットニー・エイブル。
ストーリー
地球外生命体のサンプルを採取したNASAの探査機が、大気圏突入時にメキシコ上空で大破する。その直後から謎の生物が増殖し、メキシコの半分が危険地帯として隔離される。それから6年後、メキシコでスクープを狙うカメラマンのアンドリュー・コールダーは、現地でケガをした社長令嬢サマンサ・ワインデンをアメリカとの国境まで送り届けろと、上司から命じられる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- アンドリュー・コールダー: スクート・マクネイリー(平田広明)
- カメラマン。メキシコでスクープを狙う。莫大な報酬につられて、任務を請け負う。
- サマンサ・ワインデン: ホイットニー・エイブル(甲斐田裕子)
- 社長令嬢。コールダーの上司の娘でもある。愛称はサム。
製作
映画は、これまで視覚効果アーティストとして活動してきたギャレス・エドワーズが考案し、監督した。製作には、ヴァーティゴ・フィルムズのアラン・ニブロとジェームズ・リチャードソンがプロデューサーとして参加した。設備機材費は1万5千ドルで、製作費は50万ドルであった。ロケ時には予め許可を取らず普段の状態そのままが撮られ、エキストラたちはその当時にたまたま居合わせた一般人である。
企画段階では『クローバーフィールド/HAKAISHA』や『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のようにPOV視点で撮影する予定だった。
撮影は約3週間にわたり、テキサス州、メキシコ、グアテマラ、コスタリカで行われた。
サウンドトラック
エレクトロニック・ミュージシャンのジョン・ホプキンスが本作の音楽を作曲、演奏した。
公開
2010年3月13日よりサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で初上映された.。3月17日、 マグネット・リリーシングが北アメリカでの配給権を獲得した。5月、カンヌ映画マーケットで上映された。イギリスでは2010年6月18日に、第64回エディンバラ国際映画祭で初上映された。
評価
批評家の反応
批評家には概ね好意的な評価を受け、Rotten Tomatoesでの支持率は73%で、平均点は10点満点で6.61点、批評家の一致した見解は「興味をそそる基本設定から期待されるレベルには届いていないが、『モンスターズ/地球外生命体』はエイリアン襲来の比喩、政治的なテーマ、そして人間関係のドラマが驚くほどに調和している。」となっている。ロジャー・イーバートは4つ星満点で3つ星半を与えた。Moviefoneの2010年のSF映画トップテンでは3位となった。
受賞とノミネート
続編
2014年に続編『モンスターズ/新種襲来』(原題: Monsters: Dark Continent)がイギリスで公開。日本では、2016年1月9日公開。
監督はトム・グリーンに変更されている。
出典
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- モンスターズ/地球外生命体 - allcinema
- モンスターズ/地球外生命体 - KINENOTE
- Monsters - オールムービー(英語)
- Monsters - IMDb(英語)




