中央美術学院(中国語: 中央美术学院, 英語: Central Academy of Fine Arts, CAFA)は、中華人民共和国教育部直属の美術大学。略称は央美(ヤンメイ)、美院(メイユェン)、CAFA

『マニラ・ブリテン』紙によれば、「中国で最も権威がある著名な美術大学」である。中国国内で最も入試倍率が高い大学の一つであり、例年応募者の90%が不合格となっている。

2019年度のQS世界大学ランキングの「アート&デザイン」部門で、27位にランクインした。

また、中国教育部学位センターの発表したランキングにより、中央美術学院は中国国内の全美術大学の中で、美術分野で1位、デザイン分野で2位、芸術学理論分野では清華大学と並んで3位に選ばれた。

沿革

1950年4月創立。国立北平芸術専科学校と華北大学の第三キャンパスにあった美術系(美術学科)が合併して創立された。毛沢東が大学名を揮毫した。

「国立北平芸術専科学校」の歴史は、1918年に蔡元培が創立した「国立北京美術学校」まで遡ることができる。同校は中国の歴史上初の国立美術教育機関であり、中国の近代美術教育の幕開けとなった。中央美術学院の歴代院長には次の人物がいる。徐悲鴻、姜峰、呉作人、顧原、靳尚誼。現在の院長は范迪安、副院長は董長侠と蘇新平であり、中国共産党委員会書記は高洪である。

学部構成

中央美術学院は下記の8つの学部から構成されている。

また、大学院と附属の美術高校も持っている。572名の教職員がおり、学生は学部・大学院合わせて4,700名在籍している。留学生の数は100名を超える。附属美術館には貴重な資料が所蔵されており、明朝以降の中国画巻が2,000本以上収められている。中央美術学院は国内一流の学術誌『美術研究』と『世界美術』の編集・発行・配布も行っている。 中央美術学院のデザイン系のプログラムは、1995年にデザイン学科として40年ぶりに復活した。2002年10月には、設計学部(中国語: 设计学院)になった。学生が将来、プロのデザイナーとなるための準備・訓練を行うことがデザイン学部のミッションであり、創造的思考と実践的技能を身につけられるよう、学部・修士・博士の各課程で次のような幅広い専攻を設けている。デザイン学部は中国のデザインを促進する重要な役割を担っており、デザイン活動に非常に活発に関わっている。最も顕著な例として、2008年の北京オリンピックのデザインを手がけたことが挙げられる。

都市設計学部(中国語: 城市设计学院)は2002年に設立された。設計教育の拡充と、学校経営の多角化を目指して設立した最初の学院外の専門学院です。現在、都市デザイン学部には学部・修士の各課程で幅広い専攻を設けている。

大学院構成

中央美術学院の修士課程、博士課程及び芸術学修士(MFA)は以下の研究領域がある。

修士

博士

芸術学修士(MFA)

施設

美術館

中央美術学院の美術館は、磯崎新が設計したものであり、キャンパス北東部にある。建築面積は3,546平方メートル、延べ床面積は14,777平方メートルある。美術館は大学の創立90周年に合わせて、2008年10月にオープンした。地下1階、地上3階建の建物にはいくつもの貴重な所蔵品があり、明朝以降の中国画巻が2,000本以上収められている。企画展を定期的に開催している。チケットは10人民元である。

「民主女神」

中央美術学院は1989年の天安門事件の際にメディアの注目を集めた。学生たちが巨大な彫像を作り、「民主主義の女神」(中国語: 民主女神)と名づけたのである。中国の8つの美術大学が、この彫像の目的を説明する声明文に署名した。

出身者

  • 徐悲鴻(初代院長、四大校長)
  • 靳尚誼(前院長)
  • 徐冰(2008年より副院長)
  • 呉作人
  • 隋建国
  • 呂勝中
  • 方力鈞(Fang Lijun)
  • 陳江洪(Chen Jiang Hong)

脚注

外部リンク

  • 中央美術学院 公式サイト
  • 中央美術学院美術館 公式サイト
  • 大学の概要 中央美術学院/中国の主要大学(Science Portal China)(日本語)

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