堂ヶ島温泉(どうがしまおんせん)は、静岡県の伊豆半島西岸、賀茂郡西伊豆町にある温泉。トンボロ現象が見られる三四郎島など、特徴的な海岸の景色が売りである観光温泉地。

泉質

  • 硫酸塩泉
    • 源泉温度30 - 45℃。
    • 海の至近でありながら、塩分は皆無であるのが特徴。

温泉街

時代は浅く、昭和37年に堂ヶ島海岸にホテルを建設を試みた横浜市の業者が温泉を試験採掘したところ、600m付近で掘削に成功した。その後は地元自治体も相次いで掘削に成功し、宇久須温泉などと共に堂ヶ島温泉郷と言われることもある。

その後は国道136号線の改良および拡幅整備、高度経済成長も相まって、海岸沿いに旅館、ホテルが建設された。2020年現在も11軒営業しているほか、西伊豆町町営の源泉を引き湯した民宿施設なども点在する。浸食による切り立った崖の堂ヶ島海岸が特徴的であるが、至近には乗浜海岸があり、夏場は海水浴客や、ダイビング客で賑わう。

日帰り入浴施設は、西伊豆町営の「なぎさの湯」、「しおさいの湯」、「せせらぎの湯」、「沢田公園露天風呂」の4軒と「堂ヶ島温泉ホテル」、「海辺のかくれ湯 清流」の計6軒。このうち、沢田公園露天風呂は岩場の上に存在する絶景の露天風呂として知られ、眼下に駿河湾が広がる。2009年(平成21年)10月に台風18号の影響で施設が破損し、一時休止した。

周辺には「加山雄三ミュージアム」や「堂ヶ島マリン」、「伊豆自然学校」などの観光施設がある。

また、堂ヶ島の観光名所でもある「天窓洞」や「堂ヶ島のトンボロ」は天然記念物指定されている。

歴史

  • 1962年(昭和37年) : 横浜市の不動産業者が堂ヶ島温泉1号の掘削に成功。
  • 1972年(昭和47年) : 西伊豆町町営温泉の掘削に成功。配湯開始。
  • 1973年(昭和48年) : 堂ヶ島銀水開業。
  • 2013年(平成25年) : 「らんの里堂ヶ島」閉園。
  • 2022年(令和4年) : 「加山雄三ミュージアム」閉館。
  • 同年8月 : 「伊豆トリックアート迷宮館」オープン。

アクセス

東名高速沼津ICから伊豆縦貫自動車道経由で約85分。

バス

  • 伊豆箱根鉄道修善寺駅よりバス(東海自動車)で約80分。
  • 伊豆急行伊豆急下田駅よりバスで約60分。
  • 東海道新幹線ほか三島駅より特急バスで121分。

外部リンク

  • 西伊豆町公式ウェブサイト - 西伊豆町観光情報
  • 西伊豆町観光協会 - 西伊豆観光ガイド

沢田公園露天風呂 西伊豆町観光協会

堂ヶ島温泉(静岡県賀茂郡西伊豆町)【共同浴場とトンボロ現象】 にっぽんの温泉観光事典

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