ウィリアム・R・ナイト (William R. Knight, 1952年6月9日 - ) は、アメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手。身長198cm、体重88kg。ポジションはスモールフォワード及びシューティングガード。
経歴
ナイトはペンシルベニア州ブラドックで生れ、進学したピッツバーグ大学では3年間で平均22.2得点12.0リバウンドを記録した。4年次にはチームをNCAAトーナメントベスト8に導き、オールアメリカ2ndチームに選出された。背番号『34』は大学の永久欠番に指定されている。
1974年、ナイトはNBAドラフト全体21位でロサンゼルス・レイカーズに指名を受けたが入団せず、ABAのインディアナ・ペイサーズに入団した。1年目は平均17.1得点の成績でオールルーキー1stチームに選ばれ、ペイサーズのファイナル進出に貢献した。2年目の1975-76シーズン、ジョージ・マクギニスのNBA移籍によりエースを任されたナイトは平均28.1得点(リーグ2位)10.1リバウンドをあげてオールABA1stチーム入りを果たした。
1976年、ABAとNBAの合併によりペイサーズはNBAの一員となった。ナイトはNBA移籍後もチームの大黒柱として活躍し、1976-77シーズンはリーグ2位の平均26.6得点でオールスターに選出された。シーズン終了後バッファロー・ブレーブスに移籍したナイトは、翌1977-78シーズンも平均22.9得点で2年連続のオールスターに選ばれたが、怪我のため29試合を欠場した。
1978-79シーズン、ナイトはボストン・セルティックスにトレードされて40試合に出場した後、古巣ペイサーズに復帰した。1980-81シーズンにはキャリアハイとなる1試合52得点を記録した。この年ペイサーズはNBA加盟後初のプレーオフ進出を果たしたが1回戦敗退に終った。ナイトはペイサーズで計7シーズン半プレーし、球団史上3位の通算10,780得点を記録した。
ナイトは1983年にペイサーズを退団してカンザスシティ・キングス、サンアントニオ・スパーズを渡り歩いた。1985年にフランスのプロリーグに移籍して1シーズンプレーし、1986年に現役を引退した。ABAとNBAを合算した成績は、821試合の出場で通算13,901得点4,377リバウンド(平均16.9得点5.3リバウンド)であった。
引退後、ナイトは1990年から1992年までペイサーズのアシスタントコーチとして働いた。2000年にバンクーバー・グリズリーズのゼネラルマネージャーに就任して2002年まで務めた。その後2003年にアトランタ・ホークスのゼネラルマネージャーとなったが、度重なるドラフト指名の失敗などでチームを立て直すことができず、2008年に辞任した。
個人成績
レギュラーシーズン
プレーオフ
関連項目
- インディアナ・ペイサーズのチーム記録
外部リンク
- Basketball-Reference.com




