加藤 作子(かとう さくこ、1955年8月22日- )は日本のパラ水泳選手。2000年シドニーパラリンピック日本代表。脊髄損傷の障害により下肢機能が完全にマヒしているため、腕のみで泳ぐ。EY Japan所属。
経歴
1955年8月22日兵庫県にて生まれる。小学生時代はスポーツが得意で、水泳大会に出場していた。 しかし11歳の時、ネフローゼ症候群が原因で入退院を繰り返すようになり、23歳 の時から車いす生活を余儀なくされた。症状が発病してから23年目で安定し、手話受講をきっかけに社会活動を開始した。36歳から水泳を本格的に再開。45歳で挑んだ2000年のシドニーパラリンピック 4×50メートル自由形リレーでは、同大会水泳競技者の中で世界最年長でありながら、世界新記録で金メダルを獲得した 。 2004年2月16日、日本身体障害者水泳連盟に対して異議を唱え、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に仲裁申し立てを行ったが、敗訴した 。パラ競技のクラス分けの影響などで、第一線を退いていたが、2015年に本格復帰した 。 2022年も国際舞台へのチャレンジを続け、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。
主な成績
国際大会
- 1999年 サザンクロス障害者スポーツ選手権大会
- 50メートル、100メートル、200メートル自由形 優勝
- 4×50メートル自由形 優勝
- 200メートルメドレーリレー 3位
- 2000年 シドニーパラリンピック
- 4×50メートル自由形リレー 優勝
- 2002年 ニューサウスウェルズ州水泳選手権大会
- 50メートル自由形 優勝
- 50メートル平泳ぎ 2位
- 2003年 ニューサウスウェルズ州水泳シーズン大会
- 50メートル平泳ぎ 優勝
- 50メートル背泳ぎ 優勝
- 2020年 オーストラリアメルボルンワールドパラシリーズ
- 個人メドレー 優勝
国内大会
- 2015年 ジャパンパラリンピック水泳競技大会
- S3クラス100メートル自由形 国内新記録
- 2016年 ジャパンパラ水泳競技大会
- S3クラス50メートル自由形 国内新記録
- S3クラス100メートル自由形 国内新記録
- S3クラス150メートル個人メドレー 国内新記録
表彰
- 兵庫県身体障害者スポーツ功労賞
- 日本障害者スポーツ協会特別賞
- 国際ソロプチミスト伊丹女性向上賞
- 兵庫県スポーツ賞
- 兵庫県優秀選手賞
- 朝日スポーツ賞
- 厚生大臣表彰
- 兵庫県スポーツ優秀選手賞
脚注




