ブヒッド文字(ブヒッドもじ、英語: Buhid)は、Unicodeの47個目のブロック。
解説
フィリピンのミンドロ島南部に居住するブヒッド族が話すブヒッド語を表記するためのブヒッド文字を収録している。
ブヒッド文字はデーヴァナーガリーなどと同様に、ブラーフミー文字から派生した所謂ブラーフミー系文字(インド系文字)の一つであり、音素文字のうち、子音字に母音記号を付加することで発音を切り替えるアブギダに分類される。書字方向はラテン文字などと同様に左から右へ横書き(左横書き)する。分かち書きは原則しない。
符号位置の順序はおおむね伝統的なブラーフミー系文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン3.2において初めて追加された。
収録文字
小分類
このブロックの小分類は「独立母音字」(Independent vowels)、「子音字」(Consonants)、「従属母音記号」(Dependent vowel signs)の3つとなっている。
独立母音字(Independent vowels)
この小分類にはブヒッド文字のうち、頭子音のない母音の音節を表す際に用いられる独立した母音字が収録されている。
子音字(Consonants)
この小分類にはブヒッド文字のうち、基本的な子音字が収録されている。
従属母音記号(Dependent vowel signs)
この小分類にはブヒッド文字のうち、子音字に結合する母音記号が収録されている。
文字コード
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
- ブヒッド文字




