江津本町駅(ごうつほんまちえき)は、島根県江津市江津町にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅(廃駅)である。
三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった。
歴史
- 1958年(昭和33年)7月14日:隣接する千金駅と同時に、三江北線(当時)の石見江津駅(現・江津駅) - 川平駅間に新設。
- 当時の所在地表示は島根県江津市大字郷田であった。
- 1975年(昭和50年)
- 8月31日:当駅を含む江津駅 - 三次駅間が全通したため三江北線が現行の三江線の一部となり、当駅も同線の所属駅となる。
- 時期不明:町名の改称に伴い、所在地表示が島根県江津市江津町になる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が継承。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる。
- 2019年(平成31年)3月:駅舎(待合室)が撤去される。
駅構造
浜原方面に向かって右側に、単式ホーム1面1線を持つ地上駅(停留所)であった。浜田鉄道部が管理する無人駅で、ホーム上に待合室兼用の駅舎があるのみであった。乗車時は、直接ホームに入る形状になっていた。自動券売機等の設備はなかった。
当駅のかつての駅舎(待合室)は取り壊されたが、ホームや当駅周辺の線路は現在も残っている。なお、当駅附近(江津寄り)の線路は道路工事に伴い、一部が撤去された(2019年(令和元年)12月現在)。一方、当駅附近の橋梁は、撤去作業が進められている(2020年(令和2年)2月現在)。
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は9人、1984年度は18人だった。
駅周辺
駅のすぐ東側には、河口が近い江の川がある。江の川の反対側は、県道を挟んで丘になっている。本町という駅名ではあるが、駅の周囲には人家があまりない。県道を北に進むと、江津市本町地区へ出る。山辺神社があり、民家が多い。
- 島根県道112号三次江津線
- 江津本町郵便局
- 天領江津本町甍街道
バス路線
以下のバス路線がある(2022年4月1日現在)。
- 江津市生活バス 江津川平線 江津本町停留所
その他
- 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目にちなんだ「恵比須」の愛称が付けられていた。江津が江の川沿いの港町で、かつては貿易が盛んであったことから、商売繁盛の神を題材にした演目が愛称として採用された。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 三江線
- 江津駅 - 江津本町駅 - 千金駅
脚注
出典
統計資料
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- “江津本町駅”. JR西日本. 2018年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月15日閲覧。
- “江津本町”. ぶらり三江線WEB. 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。
- “江津本町散歩”. 社団法人 島根県建築士会 江津支部 事務局. 2018年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月15日閲覧。




