ケイラインローローバルクシップマネージメント株式会社(英: "K" Line RoRo Bulk Ship Management、KRBS)は、兵庫県神戸市中央区に本社を置く海運会社。大手海運会社・川崎汽船の子会社である。

また日本での外航船の船舶管理業において、国内最大規模の管理隻数を有する。業界最大手。

沿革

企業理念

当社グループは、人と地域社会を大切にし、世界の人々の豊かな暮らしに貢献します。

  1. 質実剛健・質素倹約を旨とする。
  2. 自主独立の精神を重んじ、従業員家族を大切にする。
  3. 健全な事業活動を通じ、国と地域の発展に貢献する。

基本方針

  1. お客様や現場とのコミュニケーションを大切にし、お客様に喜んでいただけるよう行動する。
  2. 法令・倫理・道徳及び社会規範を守り、関係する人々から信頼を得るよう努力する。
  3. 我々が、自然から与えられるかけがえのない資源やエネルギーなど、地球環境を守るよう努める。
  4. 現状に甘んずることなく、新しい改革に挑戦し、新しい未来を切り開く人材を育成する。

事業の概要

川崎汽船グループの中核企業として、自動車運搬船、RO-RO船、ばら積み船、コンテナ船などの「船舶管理」を行っている。また、船舶を保有して貸し渡す「船舶貸渡」業も行っている。さらに、不動産賃貸事業などの国内事業も展開している。

  1. 船舶管理業
    コンピューター管理システム(BASS)も活用し、積荷を安全かつタイムリーに目的地に海上輸送するための船舶を管理している。日本、フィリピン及びドイツの3か所を拠点に展開しており、グループ全体で約140隻の外航船舶を管理する世界有数の船舶管理会社である。具体的な業務は以下の通り。
    1. 安全運航業務 - ISMコードなどの国際規約を遵守し、船舶の安全運航に最大限の努力を払うとともに、貨物の安全輸送を推進する。また、海難事故や積荷の損傷を未然に防ぎ、事故が発生した際には事後処理について技術的アドバイスやサポートを行う。
    2. 船員配乗業務 - 船舶を運航する乗組員を配乗する。乗組員は、KRBSに在籍する日本人海上従業員の他、フィリピン人、ブルガリア人、ウクライナ人、中国人およびポーランド人の船員で構成されており、コンピューターシステムにより一元的に管理されている。各国において船員の質的向上を図るため、独自の船員教育に力を入れている。
    3. 保船管理業務 - 船舶の生涯管理を前提として、長・短期メンテナンス計画を立て、管理船の健全な長期保有を可能にしている。
    4. 保険業務 - 船舶の不測の事故に備え、船体保険やPI保険等を手配する。
    5. 建造監督業務 - 船舶の建造に当たり、図面承認業務を行うとともに、建造監督業務を行う。
  2. 船舶貸渡業 - グループで6隻の自動車運搬船を所有し、内外の用船者に長期に貸し渡している。
  3. 国内事業 - 賃貸ビル事業などを運営している。

支店

  • 東京支店 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号(飯野ビルディング)
  • マニラ支店 16/F, Marc 2000 Tower, 1973 Taft Ave., Malate, Phil.

脚注

外部リンク

  • ケイラインローローバルクシップマネージメント

サービス紹介|ケイラインローローサービス株式会社

ケイラインローローバルクシップマネージメント株式会社

ケイラインローローバルクシップマネージメント株式会社

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