ケビン・ジョン・ゴーズマンKevin John Gausman, 英語発音: /ˈkɛvɪn ˈgɔzmɪn/; 1991年1月6日 - )は、アメリカ合衆国コロラド州センテニアル出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。MLBのトロント・ブルージェイズ所属。愛称はゴージーGausy)。

経歴

プロ入り前

2010年のMLBドラフト6巡目(全体202位)でロサンゼルス・ドジャースから指名されたが、この時は契約せず、ルイジアナ州立大学へ進学した。

プロ入りとオリオールズ時代

2012年のMLBドラフト1巡目(全体4位)でボルチモア・オリオールズから指名され、7月13日に432万ドルの契約金で契約した。契約後、傘下のA-級アバディーン・アイアンバーズでプロデビューし、2試合に登板した。8月にA 級フレデリック・キーズへ昇格し、3試合に登板した。

2013年はAA級ボウイ・ベイソックスで開幕を迎えた。5月23日にメジャー初昇格を果たし、同日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。5回を投げ1本塁打を含む7安打、4失点、2四球と乱調し、初黒星を喫した。6月14日にAAA級ノーフォーク・タイズへ降格し、6月24日に再昇格した。6月28日のニューヨーク・ヤンキース戦で3点ビハインドの3回二死から登板。4.1回を3安打無失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた。7月9日に再びAAA級ノーフォークへ降格し、8月28日に再昇格した。この年メジャーでは20試合(先発5試合)に登板して3勝5敗、防御率5.66、49奪三振を記録した。

2014年3月11日にオリオールズと1年契約に合意した。この年は、ローテーションの一角として20試合に先発登板し、勝ち負けこそタイ(どちらも7)の勝率.500だったものの、防御率3.57にまとめ上げたほか、前年の倍増以上のイニングに投げながら、前年比-1本にまで被本塁打を減らすなど、大きく成長した。

2015年は、17試合の先発登板を含む25試合でマウンドに登ったが、防御率4.25、4勝7敗という成績で、前年からは数字を落とした。また、前年よりも少ない投球イニングだったが、被本塁打が7本から17本まで激増した。

2016年はフルシーズン先発ローテーションに入って投げ、初めて規定投球回に到達した。30試合に先発登板して9勝12敗、防御率3.61、179.2イニングで174奪三振と、負け越したものの安定した成績を残した。

2017年は初めて開幕投手を務めた。34試合に先発登板し自身初の2桁勝利となる11勝を記録したが、防御率4.68、WHIP1.50と投球内容は今ひとつであった。

ブレーブス時代

2018年7月31日にエバン・フィリップス、ブレット・カンバーランド、ブルース・ジマーマン、ジーン・カルロス・エンカーナシオン及びインターナショナル・ボーナス・プール(海外選手契約金枠)250万ドルとのトレードで、ダレン・オデイと共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した。

2019年5月3日のマイアミ・マーリンズ戦で、ホセ・ウレーニャに対して故意死球を狙った背中を通過する危険球を投じ、球審から即刻退場処分を受けた。 5日にMLBより6試合の出場停止と罰金の処分を受けたが異議申し立てをしている。

レッズ時代

2019年8月5日にウェイバー公示を経てシンシナティ・レッズへ移籍した。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった。

ジャイアンツ時代

2019年12月10日にサンフランシスコ・ジャイアンツと1年総額900万ドルの契約を結んだ。

2020年オフにFAとなったが、球団から提示された1890万ドルのクオリファイング・オファーを受諾して1年契約を延長した。

2021年4月1日のマリナーズとの開幕戦で開幕投手を務めた。7月4日に選手間投票で自身初となるオールスターゲームに選出されたが、辞退している。9月17日のブレーブス戦では同点の延長11回一死満塁の場面で代打で出場し、サヨナラ犠飛を放った。オフの11月3日にFAとなった。11月23日に自身初めてオールMLBチームのセカンドチーム先発投手の1人として選出された。

ブルージェイズ時代

2021年11月30日にトロント・ブルージェイズと5年総額1億1000万ドルの契約を結んだ。

2022年は年間を通じローテを守って33試合に先発登板し、チーム内ではアレク・マノアに次ぐ12勝を記録した。オフの11月16日、ア・リーグのサイ・ヤング賞投票結果が発表となり第9位に選出された。

2023年6月27日の古巣ジャイアンツ戦にて通算1500奪三振を達成した。7月2日にMLB選出で通算2度目となるオールスターゲームに選出されたが、7月8日に辞退した。このシーズンも年間を通じてローテを守り、昨年と同じく12勝を記録した。またリーグ最多奪三振のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞投票では3位になった。

選手としての特徴

メジャーデビュー当初、将来的に先発ローテーションの軸を担う(エース候補)存在になると期待されるホープであると言われていた。

フォーシームが武器であり、最速101mph(約162.5km/h)を計測する。フォーシームの割合が高いが、他にスプリッターとスライダーも投げ、スプリッターは高い三振奪取力を持つ。

詳細情報

年度別投手成績

  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

  • 最多奪三振:1回(2023年)

表彰

  • ピッチャー・オブ・ザ・マンス:1回(2021年5月)
  • プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク:1回(2022年8月1日 - 7日)
  • オールMLBチーム
    • セカンドチーム(先発投手):2回(2021年、2023年)

記録

  • MLBオールスターゲーム選出:1回(2021年、2023年)

背番号

  • 37(2013年)
  • 39(2014年 - 2017年)
  • 34(2018年 - 同年7月30日、2020年 - )
  • 45(2018年8月4日 - 2019年8月4日)
  • 46(2019年8月8日 - 同年終了)

脚注

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 G

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Kevin Gausman stats MiLB.com (英語)
  • Kevin Gausman (@KevinGausman) - X(旧Twitter)

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