立石岬灯台(たていしみさきとうだい)は、福井県敦賀市にある立石岬の突端に立つ白亜塔形石造の中型灯台。周辺は、若狭湾国定公園に指定され、リアス式海岸の造形する風光明媚の地。また、敦賀市の市章のデザインにもなっている。
映画『宣戦布告』のロケ地にもなった。
歴史
- 1880年(明治13年)4月 - 起工。
- 1881年(明治14年)6月 - 竣工、7月20日に初点灯したが、当時は石油ランプを使用していた。全国の主要灯台のうち36番目、日本海沿岸では角島灯台(山口県)に次ぐ、2番目のもの。また、日本人のみで建設された最初の西洋式灯台として知られる。総工費は当時のお金で22,600円かかり、石材は現地産の花崗岩。建設当初の名称は「立石岬灯台」だった。
- 1904年(明治27年) - 「立石埼灯台」と改称。
- 1914年(大正3年) - ガス灯(アセチレンガス)に変わる。
- 1938年(昭和13年) - 電化される。
- 1960年(昭和35年) - フランス製不動フレネル式レンズから、LB-40型の回転式灯器に交換される。それまでのレンズは、敦賀市立博物館に展示されている。
- 1961年(昭和36年) - 無人化される。
- 2002年(平成14年)11月 - 再び「立石岬灯台」に名称が戻された。
- 2017年(平成29年)5月2日 - 灯台建屋と囲障が登録有形文化財に登録された。
付属施設
- 沿岸域情報提供システム(MICS)による観測箇所
交通アクセス
福井県道141号竹波立石縄間線の終点から徒歩で500メートルとなるが、停留所はその手前にあるため、実際に徒歩で移動する距離はそれよりもやや長い。
- 北陸本線・北陸新幹線・小浜線・ハピラインふくい線 敦賀駅
- 敦賀市コミュニティバス常宮線
- 立石停留所下車、徒歩約15分。
- 敦賀市コミュニティバス常宮線
- ※敦賀駅から立石まで約40分。
脚注
周辺情報
- 日本原子力発電敦賀発電所
- 水晶浜海水浴場
- 常宮神社
関連項目
- 灯台
- フレネルレンズ
- 福井県の灯台一覧
外部リンク
- 立石岬灯台 - 敦賀観光協会
- 立石岬灯台 - 敦賀海上保安部




