2012 日本女子サッカーリーグは、2012年4月から11月まで開催された第24回の日本女子サッカーリーグである。この年も「なでしこリーグ」(1部)と「チャレンジリーグ」(2部)に分かれて開催した。

大会概要

2012年1月に概要が発表された。

  • 開催期間:2012年4月7日・または8日‐11月11日
  • なでしこリーグ(1部)
    • 2012年4月14日・または15日-11月11日
    • 10チーム2回総当り。
  • チャレンジリーグ(2部)
    • 2012年4月7日・または8日-11月4日
    • 12チーム2回戦総当たり。
  • 試合時間
    • 90分(45分ハーフ)。90分以内で勝敗が決しない場合は引き分けとする。
  • 順位
    • 勝ち点(勝利3点、引分1点、敗戦0点)の多いチームを上位とし、勝ち点の合計が同じ場合は以下の順序で順位を決める。
      1. 全試合の得失点差
      2. 全試合の総得点数
      3. 直接対決の成績(1.勝ち点 2.得失点差)
      4. 順位決定戦(必要な場合のみ)

ロンドンオリンピック開催期間、およびそれに参戦する女子日本代表強化期間中の6月下旬-9月上旬は、なでしこリーグは開催休止とする(この間なでしこリーグカップ2012を開催するが、ロンドン五輪期間中はなでしこリーグカップも休止。またチャレンジリーグについては同期間も試合を開催するものの、試合数が少なくなる)。

参加チーム

なでしこリーグ(1部)

監督交代

チャレンジリーグ(2部)

大会方式

なでしこリーグ

2011年は東日本大震災のため出場辞退となった東京電力マリーゼを除く9チームで行ったが、2012年は10チームに戻る。なお当初の計画では2013年から12チームで行う方針だったが、チャレンジリーグを含めた下位チームとの実力の差が大きいため、当面10チーム制を維持することが確認された。

なおこの年から国際女子サッカークラブ選手権が設立されたため、本大会優勝クラブは国際女子サッカークラブ選手権2012の出場権が与えられることになった。

チャレンジリーグ

2011年に引き続き12チームで行うが、前年までの東西2リーグ制による分割開催をやめて、12チームによる1リーグ制2回戦総当り方式を行う。これはスポーツ振興くじ収益金による助成を受けることによるもの。

なお、2013年からチャレンジリーグは16チームで行うことも確認された(詳細は後述)。

成績

なでしこリーグ

チャレンジリーグ

表彰

表彰式は2012年11月13日にグランドプリンスホテル高輪にて行われた。

表彰式 受賞者

出典: 「プレナスなでしこリーグ2012/プレナスチャレンジリーグ2012」表彰式

得点ランキング

なでしこリーグ1部

入れ替え戦

チャレンジリーグからなでしこリーグへの昇格方法

チャレンジリーグからなでしこリーグへ昇格するにあたり、なでしこリーグ準加盟(上記太字で示したチーム)でなければならないことはこれまでと同様である。ただし、昇格の権利を得られる条件は以下の通りに変更されている。

  • チャレンジリーグで4位以内に入ったチームのうち、さらに準加盟のチームのみで順位を付け、
    • 準加盟のチーム中で1位のチームは、なでしこリーグ10位チームと自動入れ替え。
    • 準加盟のチーム中で2位のチームは、なでしこリーグ9位チームとの入れ替え戦(ホーム・アンド・アウェー方式)を行う。
  • なお上位4チーム中準加盟当該チームが1チームのみである場合、なでしこリーグ9位チームの入れ替え戦出場は行わない。また該当無しの場合は入れ替えは一切ない。

なお最終的に、チャレンジリーグの1位および2位はともに準加盟チームとなったため、1位のベガルタ仙台レディースが自動昇格、2位のFC高梁吉備国際大学Charmeが入れ替え戦出場となった。またなでしこリーグからは、10位の福岡J・アンクラスが自動降格、9位のASエルフェン狭山FCが入れ替え戦出場となった。

なでしこリーグ・チャレンジリーグ入替戦

入れ替え戦は以下の通り。


この結果、FC高梁吉備国際大学Charmeがなでしこリーグに昇格することが決定。


地域リーグからチャレンジリーグへの昇格方法

上記の通り、2013年よりチャレンジリーグを16チームとするため、以下の方法で入れ替えを行う。

  • 地域リーグの成績上位チーム、かつチャレンジリーグ参加希望チームで争う「チャレンジリーグ入れ替え戦予備戦」の成績上位4チームまでを自動昇格とする(但し4チーム以下の場合は予備戦なしとして、そのまま昇格とみなす)。
  • チャレンジリーグの参加希望チームが5チーム以上あった場合、その5位・6位とチャレンジリーグの11・12位とで入れ替え戦を行う(5チームのみの場合はチャレンジリーグ側の入れ替え戦出場は12位のみ)。
  • 地域リーグからの昇格については「2012年度新加盟チーム決定方法」に基づいて決定する。

チャレンジリーグ入替戦予選大会

チャレンジリーグ参入チーム決定(チャレンジリーグ入替戦予選大会)の方式は以下の通り。

出場チーム
日程・結果
11月2日
出場7チームのうち、1チームを除いた6チームが2チームずつに分かれて対戦し、勝者がチャレンジリーグに自動昇格する。
11月3日
11月2日の試合に敗れた3チームと、11月2日の試合に出場しなかった1チームを加えた4チームが2チームずつに分かれて対戦する。
11月4日
11月3日の勝者同士が対戦し、勝利したチームはチャレンジリーグに自動昇格、敗れたチームは入れ替え戦でチャレンジリーグの12位と対戦する。また11月3日の敗者同士が対戦し、勝利したチームは入れ替え戦でチャレンジリーグの11位と対戦、敗れたチームは所属のリーグに残留となる。




結果

チャレンジリーグ自動昇格
清水第八プレアデス、セレッソ大阪レディース、HOYOスカラブFC、ノジマステラ神奈川
入れ替え戦進出
NGU名古屋FCレディース、ノルディーア北海道
地域リーグ残留
益城ルネサンス熊本FC

チャレンジリーグ入替戦

チャレンジリーグ11位・12位のチームと、入替戦予選大会の2チームがホーム&アウェー(アウェーゴールルール採用)で対戦する。



合計得点4-0でJAPANサッカーカレッジレディースが勝利


合計得点7-1でAC長野パルセイロ・レディースが勝利


結果、JAPANサッカーカレッジレディースおよびAC長野パルセイロ・レディースがチャレンジリーグに残留、ノルディーア北海道およびNGU名古屋FCレディースが地域リーグに残留。

脚注

関連項目

  • 2012年のスポーツ
  • 2012年のサッカー
  • なでしこリーグカップ2012
  • なでしこリーグオールスター2012
  • 第34回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
  • 国際女子サッカークラブ選手権2013

日本女子サッカー 2012ロンドン五輪金メダルを狙う_中国網_日本語

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