七堵駅(しちとえき)は、台湾基隆市七堵区にある台湾鉄路公司縦貫線の駅。松山駅に代わる西部幹線各列車の出発駅となっている。一部を除き全ての階級の列車が停まる駅であるが、区間快車も2017年7月の改正を機に現時点で東部幹線からの台北・樹林方面の1本だけ停まらなくなったりなど、東部幹線の列車中心にかなり停車が不規則になっている。西部幹線においては当駅ならびに基隆発着の列車はほぼ全部停車。
概要
- 樹林駅が対号列車で東部幹線の縦貫のための発着駅に多く使われるように、当駅は西部幹線の対号列車の発着駅に多く使われている。これは各対号列車が台北駅を始め、板橋駅、松山駅、南港駅といった各ターミナル駅のどこからでも利用できるよう配慮するためである。樹林駅が西部幹線の対号列車で停車するケースが少ないが、当駅も同様に東部幹線の対号列車においては当駅の停車は少なめになっている。また西部幹線中心の列車は当駅とともに隣接の新北市汐止区に位置する汐止駅にも大方は停車する。
歴史
- 1891年10月20日 - 八堵火車碼頭として開業。
- 1897年8月11日 - 「七堵駅」へ改称。
- 1979年6月 - 電化完了。
- 2007年1月21日 - 前站旧駅舎廃止、新駅舎使用開始。
- 2005年8月3日 - 七堵調車場供用。
- 2008年5月15日 - ダイヤ改正により、松山駅に代わり西部幹線各列車の出発駅となる。
- 2010年7月28日 - 前站側旧駅舎が基隆市文化局の歴史建築に指定。
駅構造
- 島式ホーム4面9線の盛土上の半高架駅。
- 過去のホームは北行列車の停車する前站と南行列車が停車する後站に分類される、現在停車しているのは、後駅である。
- 広大な七堵調車場構内に位置するため駅内の死角が多く、台湾の交差点でよくみられる歩行者信号「小緑人」の派生版が設置され、アニメーション表示で列車の発着状況の案内を行い利便性を高めている。
のりば
利用状況
駅周辺
- 基隆河
- 国立基隆高級商工職業学校
- 泰安瀑布
隣の駅
- 台湾鉄路
- 縦貫線北段
- 八堵駅 - 七堵駅 - 百福駅
脚注
参考文献
- 蒋育荏、TRAVELER Luxe 旅人志 編輯室『台灣鐵道戳章集旅』墨刻出版股份有限公司、2019年11月。ISBN 978-986-289-494-1。
関連項目
- 台湾の鉄道
- 台湾鉄路管理局
外部リンク
- 七堵駅(台湾鉄路公司) (繁体字中国語)(簡体字中国語)(英語)(日本語)(朝鮮語)



