2048:ノーウェア・トゥ・ラン』(2048: NOWHERE TO RUN)は、2017年のアメリカ合衆国のネオ・ノワールSF短編映画である。

概要

『ブレードランナー ブラックアウト2022』と『2036: ネクサス・ドーン』と合わせて短編3部作として製作された。映画『ブレードランナー』と映画『ブレードランナー 2049』の間を描いた短編3部作の中でも、時系列的には『2049』の前年を描いた作品にあたる。『2049』の冒頭でブレードランナーのKによって解任されるネクサス8型レプリカント「サッパー・モートン」が本作の主人公となる。

監督は『2036: ネクサス・ドーン』と同じく、リドリー・スコットの息子であるルーク・スコットが務める。

あらすじ

2036年、ウォレス社が人間に完全に忠実な新型レプリカント、ネクサス9型を発表し、非合法化されていたレプリカントの製造が再開される。用済みとなった旧型のネクサス8型を解任(処分)するため、ロサンゼルス市警察(LAPD)は専任捜査官ブレードランナーの組織を強化する。

2048年、軍隊から逃亡したネクサス8型のサッパー・モートンは素性を隠し、ロサンゼルス郊外の農場で蛋白源となる線形動物を養殖している。ある日、市場に出向いたサッパーは、顔なじみの露店の少女アイラに小説『権力と栄光(The Power and the Glory)』をプレゼントする。その後、収穫物を店に仕入れるが、店主に1000ドル値切られてしまう。

店から出ると、アイラと母親がチンピラたちに絡まれていた。カッとなったサッパーは、レプリカント本来の戦闘力を発揮し、男たちを滅多打ちにする。我に返ると辺りは惨状と化し、アイラは恐怖の表情を浮かべていた。サッパーは慌ててその場を立ち去る。彼がカバンから落とした書類を拾った男が何処かへ電話をかけ、「スキンジョブ(レプリカントの蔑称)をみつけた。住所もわかる」と密告する。

スタッフ

  • 監督:ルーク・スコット
  • 脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン、ルーク・スコット
  • 撮影:ピエール・ギル

キャスト

  • サッパー・モートン - デイヴ・バウティスタ
  • ソルト - ジェラルド・ミラー
  • アイラ - ガイア・オットマン
  • 母親 - オリオン・ベン
  • 見物人 - ビョルン・フライベルグ
  • 店の客 - アダム・サヴェッジ

脚注

外部リンク

  • 公式ウェブサイト(日本語)
  • 公式ウェブサイト(英語)
  • 【『ブレードランナー 2049』の前日譚】「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」 - YouTube

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2048 Nowhere to Run (2017)

【渡辺信一郎監督による前奏アニメ解禁!】「ブレードランナー ブラックアウト 2022」 YouTube

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