日高岩内駅(ひだかいわないえき)は、北海道(日高支庁)沙流郡日高町字三岩に存在した、日本国有鉄道(国鉄)富内線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲132313。
歴史
- 1964年(昭和39年)11月5日 - 国有鉄道富内線振内駅 - 日高町駅間の延伸開通に伴い、開業。旅客のみ取り扱いの無人駅。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 富内線の全線廃止に伴い、廃駅となる。
駅名の由来
所在地近辺の地名(岩内)より。岩内線岩内駅との区別の為に旧国名の「日高」を冠した。
「岩内」の名称はアイヌ語の「イワナイ(iwa-nay)」(山の・川)に由来すると考えられる。
駅構造
廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(日高町方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた。
開業時からの無人駅で駅舎は無かったが、ホーム西側出入口附近にホームに屋根が掛けられた形の待合所を有していた。
利用状況
- 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は4人。
駅周辺
- 国道237号(日高国道)
- 沙流川
- 日高竜門 - 駅から南に約2km。
- 岩内岳 - 駅の東。標高964m。
駅跡
2011年(平成23年)時点では更地になっており雑草に覆われているが、附近の線路跡は切り通し状で残存していた。
また、駅跡の日高町方にある沢にカルバートが残存し、その先にはトンネルの坑口や擁壁、落石防止用フェンスが残存していた。
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 富内線
- 岩知志駅 - 日高岩内駅 - 日高三岡駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 特定地方交通線




