ワーズ」 (Words) は、ビージーズの楽曲である。

「ワーズ」シングルのB面である「シンキング・シップス」は、ビージーズの3兄弟全員がリード・ボーカルを担当する、彼らにとって非常に珍しい曲である。

「ワーズ」は多くのアーティストによってカバーされており、1978年のリタ・クーリッジによるバージョンと、1996年のボーイゾーンによるバージョンはヒットした。ボーイゾーンのカバーは、彼らにとって最初のナンバー1ヒットとなった。

解説

元々、クリフ・リチャードへの楽曲提供だったが、アルバムの製作中だったリチャードは、この曲を録音することまで手が回らなかったため、ビージーズ自身が録音することになった。

1996年、VH1でバリー・ギブは、彼らのマネージャであるロバート・スティッグウッドのために書いた曲だと発言している。

バリー・ギブの非常に強力なビブラートが効いた歌が特徴である。バリー・ギブはリードボーカルのみでなく、すべてのバックボーカルも担当している。演奏は次のメンバーで成り立っている。バリー・ギブ(リズムギター)、モーリス・ギブ(ピアノ、ベース)、ロビン・ギブとコリン・ピーターセン(ドラムス)、オーケストラのアレンジはビル・ジェファード。

なお、元々モノラル録音のシングルのみで発売され、アルバム未収録だった。アルバムに初めて収録されたのは、1969年に発売された『ベスト・オブ・ビージーズ』で、そのバージョンは上書きされたピアノ、ドラムの音量バランスが悪いものだった。

また、この曲は1965年の映画『The Mini Bob』で使用され、そのバージョンではビル・ジェファードがアレンジして、イギリスの歌手ジョージィ・フェイムが歌っていた。

1977年5月に発表されたシングル「宇宙の片隅」(Edge of the Universe) のB面に「ワーズ」のライブ・バージョンが収録されている。両曲とも彼らのライヴアルバム『ビー・ジーズ・グレイテスト・ライヴ』(Here at Last...Bee Gees...Live) に収録されている。

カバー・バージョン

  • リル・リンドフォッシュ - 1968年にスウェーデン語で「Nu」というタイトルで録音した。
  • グレン・キャンベル - 1968年のアルバム『Wichita Lineman』に収録。
  • シラ・ブラック - 1969年のアルバム『Surround Yourself with Cilla』に収録。
  • エンゲルベルト・フンパーディンク - 1970年のアルバム『We Made It Happen』に収録。
  • エルヴィス・プレスリー - 1970年のライヴ・アルバム『エルヴィス・オン・ステージVol.3』に収録。
  • スージー・アランソン - 1978年のシングル。カントリー・チャートで8位を記録した。
  • リタ・クーリッジ - 1978年のシングル。全英シングルチャートで25位を記録した。
  • ロイ・オービソン - 1973年のアルバム『Milestones』に収録。
  • ジェリカ・マーボイ - 『アメリカン・アイドル』シーズン4で歌った。

ボーイゾーンによるカバー

ワーズ」 (Words) は、アイルランドのバンドであるボーイゾーンのアルバム『ディファレント・ビート』からの 1stシングルで、全英シングルチャートで 1位を獲得した。このシングルは、イギリスでゴールドディスクに認定されている。

チャート

脚注


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