大三株式会社(だいさん)は高知県香南市赤岡町に本社を置く、綿を主原料とする衛生用品の製造販売をおこなう企業である。1920年創業。
概要
1920年(大正9年)に高知で綿の製造をおこなう「大三製綿所」として創業される。明治期から大正期にかけて、時の内閣総理大臣であった桂太郎の「ニコポン主義」にあやかり、1929年(昭和4年)に同社製造の綿を「ニコホン綿」として商標を登録する。
戦後は脱脂綿を軸に綿棒・カラーパフ・フィルターパック・ガーゼ・マスク・ウェットティッシュー・大人用紙おむつなどの製品を製造販売している。
2000年(平成12年)に白元へ株式譲渡したのを機に同社のグループ傘下に入る。
2010年(平成22年)には、丸三産業と業務提携を行い、2014年(平成26年)に白元が経営破綻した後に、丸三産業の子会社となる。
沿革
- 1965年(昭和40年)
- 3月16日 - 大三綿業株式会社として高知県土佐市高岡町丙196番地に資本金4,000万円で設立。
- 4月28日 - 本店を高知市縄手町48番地に移転。
- 1970年(昭和45年)9月8日 - 商号を大三株式会社に変更。
- 1977年(昭和52年)4月1日 - 資本金を4,500万円に増資。
- 1994年(平成6年)2月16日 - 株式会社旭光を合併。資本金を7,780万円に増資。
- 2000年(平成12年)12月1日 - 大三合資会社を合併。資本金を1億840万円に増資。
- 2001年(平成13年)1月26日 - 資本金を4,800万円に減資。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 本店を高知県香南市赤岡町2258番地3に移転。
ホーロー看板
同社が製造していたニコホン綿は、西日本各地でホーロー看板として各地方の建物に貼られ、現在でも多くのところで見られる。ただ同社が高知県の企業であるため故か、東日本では全くと言っていいほど見ることはできない。
脚注
外部リンク
- 大三
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